■ 第15回ひの新選組まつりを終えて ■

今年は、昨年中止になった分華やかにという声の通り、大勢の参加者を迎え盛大に開催されました。
エル・プロダクツも今までにない演技披露の回数に大変嬉しく思っております。
二日目は爆弾騒ぎなどという思いがけないアクシデントによりお祭りの予定が一部変更になって、東北から出店されていた方々が店じまいしなくてはならなくなったり、パレード参加者がメイン会場に凱旋できなかったのは残念でしたが、怪我人など出ることもなく閉会となってホッと致しました。

私達エル・プロダクツがこの予定変更を知ったのは高幡地区から移動中のバスの中で、日野地区のスタート地点の小学校に到着した時には、パレードの本隊を前に今年の土方副長が檄を飛ばしているところでした。
土方副長の言葉にじっと耳を傾ける隊士たち。
よくぞこの副長を今年選んでくれた、と感心するほどの堂々たる先導者ぶりでした。
この度の事件で『今年の祭りは失敗だ』と思っている参加者はおそらく一人もいないでしょう。
祭りを終えて帰り支度をする参加者たちはいつもパレードがどんなに楽しかったかを口々に語り合っています。
それは今回も変わらず、みんな笑顔で楽しかった思いを抱えて帰って行きました。
彼らにとってみれば、こんな思いは他のどの祭でも味わえないのです。
その思いを手に入れるため、彼らは来年も仕事や予定をやりくりし、資金を調達して、この日野市にやってくるでしょう。

また騒ぎに関係なく、「実は祭りの開催が危ぶまれている」といういなげや前の土方副長の言葉は痛切でした。
日本全国、市町村はわが町を何とか盛り上げようと様々な催しを画策しています。
日野市は「新選組のふるさと」という他にいない特色を持ちながら、もしもこれを投げ出してしまったら大変勿体ないことです。
爆弾騒ぎよりも、もしかしたら新選組まつりがなくなる、このことの方が参加者にとってよほどショックだったと思います。
昨年の未曾有の災害にもめげず、祭を敢行した東北の町のニュースを見ました。
「私達の町を忘れて欲しくないから」「伝統をこんなことで絶やしたくないから」と思いは様々でしたが、彼らの姿を日本国民はどのように評価したでしょうか。

数日前、日野市観光協会の、お詫びとお礼のページを拝見しました。
一番最後にガランとしたメイン会場の写真が載っていて、このような言葉で結んでありました。

「来年はここで帰陣の勝鬨を!」

今年のパレード参加者全員の「オオッ!」という雄叫びが聞こえるようでした。
2012年 5月
L.PRODUCTS 代表 桑野 和子
 
       

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